防犯カメラ・監視カメラの販売と設置工事|札幌市とその近郊|株式会社コニティ
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ご利用ガイド(選び方・録画日数・法令・導入の流れ)

見積書やカタログを読むときに必要になる知識と、ご相談から工事・引き渡しまでの流れをまとめています。

防犯カメラの選び方

カタログの数字から選び始めると、たいてい失敗します。先に決めるのは「何を判別したいか」と「何日残したいか」の2つで、機種はその2つから逆算して決まります。

防犯カメラの選び方

1. 何を判別したいかを決める

同じ「映っている」でも、必要な精度は目的によって違います。ここを曖昧にしたまま台数だけ決めると、いざ映像を見たときに「映ってはいるが分からない」ことになります。

目的の段階分かること必要な映り方
検知何かが動いた小さく映っていればよい
認識人か車か、何人いたか全身が画面の1/10程度
識別服装・体型・車体色全身が画面の1/4程度
判別顔・ナンバーが分かる顔が画面の1/10以上を占める

2. 何日残したいかを決める

被害に気づくまでの日数から逆算します。住宅なら数日で気づきますが、事業所の在庫不足や取引先からの指摘は数週間後になることがあります。「30日」を基準にして、そこから増減するのが実務的です。詳しくは「録画日数と容量」をご覧ください。

3. 設置場所の条件を確認する

現地で確認すること

  • 屋外か屋内か(屋外なら防水等級と、直射日光・雨のかかり方)
  • 夜間の明るさ(街灯があるか、真っ暗か)
  • 逆光になるか(出入口を室内から撮る構図は要注意)
  • 電源が近くにあるか、無ければPoEかSIM+ソーラーか
  • 録画機までの距離と、ケーブルを通せる経路があるか
  • 設置する高さ(手が届く高さは壊される)

4. そのうえで機種を決める

ここまで決まって、はじめて画素数・形状・機能が決まります。「判別」が要る場所だけ800万画素にして、「認識」でよい場所は200万画素にする、といった配分にすると、総額を抑えつつ目的を果たせます。全台を同じ機種で揃える必要はありません。

よくある失敗

  • 広く映そうとして、結果すべてが小さくしか映っていない
  • 画素数だけ上げて、夜になると何も見えない
  • 録画機の容量が足りず、必要な日にはもう上書きされていた
  • 逆光で出入口の人物が真っ黒に潰れていた
  • 録画機ごと持ち去られ、記録が残らなかった

画素数の選び方

画素数は「拡大したときにどこまで耐えるか」を決める数字です。画面に映っているときの見やすさは、実は画素数よりレンズの画角と設置位置で決まります。

画素数の選び方

画素数と解像度

呼び方解像度画面比位置づけ
200万画素1920×108016:9フルHD。最も普及
400万画素2560×144016:9横方向を広く見たいとき
500万画素2592×19444:3寄り画質と容量の折り合い
800万画素3840×216016:94K。判別が要る場所

距離と画素数の関係

同じカメラでも、対象までの距離が2倍になれば、映る人物の大きさは半分になります。つまり画素数を上げるより先に、「近づける」「画角を絞る」ほうが効くことが多いのです。設置位置を変えられないときに、画素数で補うと考えてください。

顔を判別したいときの目安

  • 人物の顔が画面の高さの1/10以上を占めるように画角を決める
  • 距離があるなら、広角ではなく望遠寄りのレンズにする
  • 出入口のように必ず通る場所を、正面から狙う
  • 俯瞰しすぎる角度(真上から)は顔が映らない。設置高は2.5〜3mが目安

画素数を上げるときに一緒に上がるもの

画素数を上げると、必要なHDD容量、ネットワークの帯域、録画機の処理能力もあわせて上がります。カメラだけ4Kにして録画機がついてこない、というのが最も多い失敗です。

画素数ビットレートの目安(H.265)1台1日の容量
200万画素約2Mbps約22GB
400万画素約3Mbps約32GB
500万画素約4Mbps約43GB
800万画素約8Mbps約86GB

録画日数と容量の考え方

「何日残せるか」は、HDDの容量だけでは決まりません。画質・台数・録画方式の3つで大きく変わります。先に必要な日数を決めて、そこから容量を計算するのが正しい順番です。

録画日数と容量の考え方

計算のしかた

おおよその計算式

  • 1台1日の容量(GB) ≒ ビットレート(Mbps) × 10.8
  • 必要容量(GB) ≒ 1台1日の容量 × 台数 × 残したい日数
  • 例: 4Mbps・4台・30日 ≒ 4 × 10.8 × 4 × 30 ≒ 5,184GB(約5.2TB)

録画方式で大きく変わる

常時録画は確実ですが容量を食います。動体検知録画は、動きがあったときだけ記録するため、夜間に人けの無い現場では容量が数分の1で済みます。ただし検知が漏れると記録も残らないため、重要な場所は常時、それ以外は検知、という使い分けが実務的です。

方式容量確実さ向く場所
常時録画多い最も確実レジ、出入口、金庫まわり
動体検知録画少ない検知漏れの可能性夜間の資材置き場、駐車場
スケジュール録画中程度設定次第営業時間だけ常時、それ以外は検知
常時+検知の併用中程度高い低画質で常時、検知時のみ高画質

圧縮方式(コーデック)の違い

H.264とH.265という圧縮方式があり、H.265のほうが同じ画質でおおむね半分程度の容量に収まります。録画機とカメラの両方がH.265に対応している必要があります。古い録画機を使い回す場合は、ここで容量が2倍になることを見込んでください。

日数が足りないときの選択肢

調整の順番

  • 1. 録画方式を見直す(全台常時 → 一部を検知録画に)
  • 2. 圧縮方式をH.265にする
  • 3. 重要でないカメラのビットレートを下げる
  • 4. HDDの容量を増やす、または増設する
  • 5. それでも足りなければ録画機を分ける

伝送方式と配線

カメラから録画機へ映像を送る方法は何種類かあり、既存の配線が使えるかどうかで費用が大きく変わります。建物にすでに同軸ケーブルが通っているなら、それを活かす方式が最も安く済みます。

伝送方式と配線

伝送方式の種類

方式ケーブル特徴
AHD同軸アナログHD。既存の同軸を流用できる
TVI同軸AHDと同系統。録画機との組み合わせに注意
CVI同軸同上。3方式は互換性が無い場合がある
HD-SDI / EX-SDI同軸放送機器由来。遅延が少ない
IP(ネットワーク)LAN高画素向き。PoEで給電もまとめられる

既存の配線を活かす

古いアナログカメラが付いている建物では、同軸ケーブルがすでに通っています。AHD/TVI/CVIのカメラと録画機に入れ替えれば、配線工事をせずに画質だけを上げられます。配線を新設する費用は工事費の大きな部分を占めるため、ここを省けるかどうかで総額が変わります。

既存配線の流用を検討する条件

  • 同軸ケーブルの状態が良い(断線・被覆の劣化が無い)
  • カメラ位置を変える必要が無い
  • 必要な画素数が同軸で通せる範囲(方式と距離による)
  • 電源が既設のまま使える、またはPoC対応機を使う

ワンケーブル(PoC/PoE)という選択

映像と電源を1本のケーブルにまとめる方式です。同軸ならPoC、LANならPoEと呼びます。カメラの近くにコンセントを増設する工事が要らなくなるため、天井裏・屋外・高所への設置で特に有効です。

距離の目安

方式距離の目安延ばすには
同軸(3C-2V)〜100m程度太い同軸(5C-FB)に変える
同軸(5C-FB)〜300m程度映像伝送装置を挟む
LAN(Cat5e/6)100mまで途中にスイッチを置く、光ファイバーにする
SIM(4G-LTE)距離の制約なし電波が入るかが条件

夜間撮影の考え方

被害の多くは夜に起きます。にもかかわらず、「昼はきれいに映るが夜は何も分からない」という設置は珍しくありません。夜の映り方は、画素数ではなくレンズと照明と機能で決まります。

夜間撮影の考え方

3つの方式

方式映り方特徴
赤外線(IR)白黒暗闇でも映る。色は残らない。最も普及
夜間カラーカラー微光でも色が残る。街灯があれば効果的
白色LED併用カラー検知時に白色LEDが点灯。抑止効果もある

なぜ色が重要か

白黒映像では、「濃い色の服」「濃い色の車」までしか分かりません。赤なのか紺なのか黒なのかが区別できないため、照合の手がかりが大きく減ります。車体色・服の色が残るかどうかは、あとから探すときの決定的な差になります。

夜に効く3つの手当て

特にセンサーライトは、機器の価格に対して効果が大きい対策です。急に明るくなること自体が抑止になり、同時にカメラが色付きで記録できるようになります。

優先順位

  • 1. センサーライトを足す。最も安く、最も効く
  • 2. 夜間カラー対応のカメラにする(明るいレンズ・大きめの撮像素子)
  • 3. 赤外線投光器を足す(奥まで届かせたいとき)

赤外線カメラで失敗しやすい設置

避けるべき設置

  • ガラス越しに撮る(赤外線がガラスに反射して白く飛ぶ)
  • 手前に壁や柱がある(近くのものだけ明るく光り、奥が見えない)
  • 投光距離を超えた遠方を狙う(カタログの到達距離を確認する)
  • 虫が寄る場所(赤外線に虫が集まり、誤検知と映像の妨げになる)

法令とプライバシー

防犯カメラの映像は個人情報として扱われます。設置そのものに許可は要りませんが、「何のために撮り、どう保管し、誰が見るか」を決めて示す責任があります。ここを最初に決めておくと、運用でもめません。

法令とプライバシー

決めておく5つのこと

項目内容
利用目的何のために撮るか(防犯、事故時の確認 など)を具体的に
撮影範囲どこを映すか。必要最小限に絞る
保存期間何日で自動的に上書きされるか
管理責任者誰が管理するか。1人を決める
閲覧の条件誰が、どういうときに見られるか。記録を残すか

掲示する

撮影していることを知らせる掲示は、法令上の配慮であると同時に、抑止効果を高める実利のある対策です。「防犯カメラ作動中」のプレートを、見えやすい位置に、読める大きさで掲示してください。

気をつける場所

撮ってはいけない・慎重にすべき場所

  • トイレ・浴室・更衣室・仮眠室 … 例外なく設置しない
  • 他人の住居の窓・玄関・庭 … 大きく映る向きは避ける
  • 公道 … 必要な範囲に絞り、掲示する
  • 執務席 … 個人の作業内容が分かる画角は避ける
  • 音声の録音 … 映像以上に慎重に。必ず明示する

映像を求められたとき

警察からの照会、事故の当事者からの依頼、保険会社からの請求など、映像の提供を求められることがあります。その場で判断せず、誰の求めに応じて何を渡すかの手順を、あらかじめ決めておいてください。第三者が映り込んでいる場合の扱いも含めて決めておくと、実際の場面で迷いません。

提供の手順として決めておくこと

  • 受付の窓口を1つにする(管理責任者)
  • 書面での請求を原則とする
  • 提供した日時・相手・範囲を記録に残す
  • 無関係な第三者が大きく映る場合の扱い(範囲を限定する等)

補助金・助成制度

防犯カメラの設置費用を補助する制度を設けている自治体があります。多くは町内会・自治会・商店街を対象としたもので、申請の時期と手順が決まっています。使えるかどうかは、早めの確認が要ります。

補助金・助成制度

どういう制度か

自治体が、地域の防犯力を上げるために設置費用の一部を負担する制度です。対象・上限額・補助率・申請期間は自治体ごとに大きく異なり、毎年度の予算で内容が変わることもあります。「うちの市にあるか」は、市区町村の防犯担当部署に確認するのが確実です。

対象になりやすい・なりにくい

区分対象になりやすさ備考
町内会・自治会なりやすい最も一般的な対象
商店街振興組合なりやすい商店街向けの制度がある自治体も
マンション管理組合自治体による共用部が対象になる場合がある
事業者(単独)なりにくい対象外のことが多い
個人宅なりにくい対象外のことが多い

申請でつまずきやすい点

先に確認しておくこと

  • 申請してから交付決定を受けるまで、工事を始めてはいけない制度が多い(先に工事すると対象外になる)
  • 申請期間が年度の前半に限られていることが多い
  • 撮影範囲・管理責任者・保存期間を定めた運用規程の提出を求められる
  • 設置後の維持管理費は補助対象外のことが多い
  • 見積書は複数社から取ることを条件にしている場合がある

書類づくりからお手伝いできます

設置位置図、映る範囲の説明、見積書、運用規程の案。申請に必要な書類は、そのまま管理組合や町内会での説明資料にもなります。対象になりそうな場合は、お見積りの際にお住まいの市区町村をお知らせください。

導入の流れ

現地を見ないまま台数と金額を出すことはしません。死角の位置、配線の経路、夜の明るさは、行ってみないと分からないためです。まずはお問い合わせページからご連絡ください。

導入の流れ

6つの工程

工程内容
01ご相談メールでご連絡ください。困っていること、見たい場所を伺います
02現地調査実際に伺い、死角・配線経路・電源・回線・夜間の明るさを確認します
03ご提案・お見積り台数と機種、工事内容、録画日数を書面でお出しします
04設置工事配線・取り付け・録画機の設置。営業時間に合わせて日程を組みます
05動作確認・引き渡し映り方を一緒に確認し、スマホで見る設定までお渡しします
06保守・点検定期点検と遠隔での稼働確認。故障時の窓口も同じです

現地調査で見ていること

調査項目

  • 映したい対象までの距離と、必要な画角
  • 死角になる場所(建物の角、柱の陰、什器の裏)
  • 配線を通せる経路と、その距離
  • 電源の位置。無ければPoEかSIM+ソーラーか
  • 夜間の明るさ(街灯・照明の位置)
  • 逆光になる時間帯があるか
  • 既設機器の有無と、流用できるか

工事当日

店舗であれば営業時間外、事業所であれば休日など、業務に支障が出ない日程で組みます。台数と配線の経路にもよりますが、4台程度の標準的な構成で半日から1日が目安です。

保守・点検

防犯カメラは、壊れても誰も気づきません。「いざ見たら録れていなかった」という事態は、実際に起きています。設置して終わりにせず、動いていることを確かめ続ける仕組みが必要です。

保守・点検

止まる原因

原因起きること気づき方
HDDの故障録画されない録画機のエラー表示、遠隔確認
HDDの容量不足想定より短い日数で上書き録画日数の確認
レンズの汚れ・曇り映るが判別できない定期点検、映像の目視
向きのずれ狙った場所が映っていない定期点検
配線の傷み映像が乱れる、映らない映像の目視
電源の不具合特定のカメラだけ落ちる遠隔確認
設定の変更録画方式が変わっている設定の確認

遠隔での稼働確認

ネットワークにつながっている構成なら、録画が回っているか、ディスクの残りは足りているか、各カメラが応答しているかを離れた場所から確認できます。現地に行かずに異常を見つけられるため、「気づかないまま数か月」という事態を防げます。

定期点検で見ること

点検項目

  • 各カメラの映像を実際に見て、狙った範囲が映っているか
  • レンズ・ドームカバーの汚れ、くもり、傷
  • 取付金具の緩み、向きのずれ
  • 屋外配線の被覆の傷み、コネクター部の防水
  • 録画機のHDDの状態と、実際に遡れる日数
  • 夜間の映り方(昼だけ確認しても意味がない)

点検の頻度

年1回を基本に、屋外の台数が多い現場や、潮風・粉じん・積雪といった条件の厳しい現場では年2回にすることをお勧めしています。台風や地震のあとは、向きがずれていないかを臨時に確認してください。

トラブルと対処

よくある不具合と、まず確認していただきたいことをまとめました。多くは設定か配線のどちらかで、機器の故障は意外と少数です。

トラブルと対処

映像が映らない

症状まず確認すること
1台だけ映らないそのカメラの電源とケーブルの接続。他のchに挿し替えて切り分ける
全部映らない録画機の電源、モニターの入力切替、HDMIケーブル
「HDDなし」と出るHDDの故障または接続外れ。録画機の設定画面で確認
映像が乱れる・ちらつくコネクターの接触不良、ケーブルの傷み、電源容量の不足

録画されていない

確認の順番

  • 1. 録画スケジュールの設定(常時か検知か、時間帯の指定)
  • 2. 動体検知の感度と検知範囲(範囲外なら記録されない)
  • 3. HDDの状態(認識されているか、書き込みエラーが出ていないか)
  • 4. 上書き設定と実際の保存日数(想定より短くなっていないか)
  • 5. 録画機の日時設定(ずれていると探せない)

スマホから見られない

症状確認すること
自宅では見られるが外出先で見られない外部接続の設定。回線の変更(ルーター交換など)がなかったか
急に見られなくなった回線の再起動、IPアドレスの変化、アプリの更新
映像が止まる・遅い設置場所側の上り回線の速度、同時に見ている人数
パスワードが分からない初期化が必要になる場合がある。設置業者へ連絡を

夜だけ見えない

赤外線が届いていないか、ガラスや壁で反射しているかのどちらかが大半です。カメラの前に障害物が無いか、赤外線の到達距離を超えた場所を狙っていないかを確認してください。根本的には、センサーライトの追加か夜間カラー機への交換が解決になります。

映像を提出したい

警察や保険会社へ提出する場合は、「いつからいつまで」の範囲を確認したうえで書き出します。録画機の機種によって書き出しの手順と形式が違うため、「映像の取り出し・提出」をご覧ください。急ぎの場合は、上書きされる前にご連絡ください。

ご相談・お見積りは、お問い合わせページから承ります。

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